しき(読み)シキ

デジタル大辞泉「しき」の解説

しき[副助]

[副助]指示代名詞「これ」「それ」「あれ」に付いて)程度を表すが、軽する気持ちが加わる。たかが…くらい。「これしきの寒さで弱音を吐くな」「あれしきの力では何もできない」
[補説]名詞「しき()」が助詞化したといわれ、「式」と表記されることもある。古語では、人称代名詞にも付いて卑下の気持ちを表し、「我等われらしき」などともいった。

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精選版 日本国語大辞典「しき」の解説

しき

〘接尾〙 人称代名詞や示代名詞に付いて、程度を表わす。つまらないものや程度の低いものの意をこめて、私みたいなもの、これぐらいのことの意を示す。ほど。くらい。ばかり。
※発心集(1216頃か)一「我等しきの人は、聞てもいかがはと事の外にいらふるを」
浄瑠璃・心中刃は氷の朔日(1709)上「程しきでこな様へ身代うちあけはなす事」

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普及版 字通「しき」の解説

【子】しき

子規

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【弛】しき

やぶる。

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【私】しき

父祖(いみな)。〔礼記玉藻〕大夫の於ては、りて私無し。そ祭には(い)まず、中にはまず、學してに臨みてはまず。

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【刺】しき

そしる。〔史記、孔子世家〕の大夫謀りて曰く、孔子はなり。する、皆侯のに中(あた)れり。~孔子楚に用ひられなば、則ち陳・の事を用ふる大夫からんと。是(ここ)に於て乃ち相ひ與(とも)に徒役を發して、孔子を野に圍む。

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【指】しき

指麾

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】しき

ぜんまい、わらび。

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【恣】しき

情性のままに行動する。〔子、十二子〕性を縱(ほしいまま)にし、に安んじ、禽獸の行あり。以てに合し治にずるに足らず。

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】しき

ほととぎす。子規・帰(しき)ともいう。〔史記、暦書〕時に冰(こほり)(と)け、(ちつ)を發し、百奮ひ興り、先づ(な)く。

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【視】しき

指揮する。

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【斯】しき

きじ

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毀】しき

そしる。〔三国志、魯粛伝〕張昭、肅の下すること足らざるを非とし、頗(すこ)ぶる之れを毀して云ふ、肅、年少にして疎(そそ)、未だ用ふべからずと。(以てに介せず、之れを貴重す。

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【嗣】しき

立派なや事業を承けつぐ。〔宋書、王敬弘伝〕先を蠻に拔き、賜ふに國士のを以てす。陛下を嗣ぎ、特に眷齒をる。

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亀】しき

。〔易、辞伝上〕(さく)を探り隱れたるを(もと)め、深きを鉤しきを致し、以て天下吉凶を定め、天下の(びび)(営み)をは、龜より大なるは(な)し。

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棄】しき

くつを脱ぐ。

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【抵】しき

危うく弱いところをうつ。〔漢書周伝賛〕(杜)業、勢ひに因りてす。し、師丹を毀(そし)る。愛、畏れざるべけんや。

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世界大百科事典内のしきの言及

【とろみ】より

…魚は跳ね回ったり,ぐるぐる回ったりし,水がすり鉢形に中くぼみになることもあるので,〈まきどろみ〉〈まきいお〉〈すりばちいお〉などともいわれる。海面の状態から魚群の往来,状態を推定することはよく行われ,ほかにも〈あわ〉(イワシなどの吹き出す泡が水面に浮かぶ),〈いろ〉(白み・黒み・赤みなど魚群の集まりぐあいで水色が変化する),〈ひき〉あるいは〈しき〉(夜間,海中のヤコウチュウなど発光生物の光る様子から海中での魚群の動きを推定する),〈わき〉(魚群が表層に密集して水面が盛り上がる),〈せり〉(イワシなどの群れによって海面がざわざわ泡立つ)など,いろいろの語が漁業者に伝承されている。【清水 誠】。…

※「しき」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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