しき(読み)シキ

  • 副助

デジタル大辞泉の解説

[副助](指示代名詞「これ」「それ」「あれ」に付いて)程度を表すが、軽視する気持ちが加わる。たかが…くらい。「これしきの寒さで弱音を吐くな」「あれしきの力では何もできない」
[補説]名詞「しき()」が助詞化したといわれ、「式」と表記されることもある。古語では、人称代名詞にも付いて卑下の気持ちを表し、「我等(われら)しき」などともいった。

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精選版 日本国語大辞典の解説

〘接尾〙 人称代名詞や指示代名詞に付いて、程度を表わす。つまらないものや程度の低いものの意をこめて、私みたいなもの、これぐらいのことの意を示す。ほど。くらい。ばかり。
※発心集(1216頃か)一「我等しきの人は、聞てもいかがはと事の外にいらふるを」
※浄瑠璃・心中刃は氷の朔日(1709)上「是程しきでこな様へ身代うちあけはなす事」

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世界大百科事典内のしきの言及

【とろみ】より

…魚は跳ね回ったり,ぐるぐる回ったりし,水がすり鉢形に中くぼみになることもあるので,〈まきどろみ〉〈まきいお〉〈すりばちいお〉などともいわれる。海面の状態から魚群の往来,状態を推定することはよく行われ,ほかにも〈あわ〉(イワシなどの吹き出す泡が水面に浮かぶ),〈いろ〉(白み・黒み・赤みなど魚群の集まりぐあいで水色が変化する),〈ひき〉あるいは〈しき〉(夜間,海中のヤコウチュウなど発光生物の光る様子から海中での魚群の動きを推定する),〈わき〉(魚群が表層に密集して水面が盛り上がる),〈せり〉(イワシなどの群れによって海面がざわざわ泡立つ)など,いろいろの語が漁業者に伝承されている。【清水 誠】。…

※「しき」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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