キリスト教社会連合党(読み)きりすときょうしゃかいれんごうとう[コスタリカ](その他表記)Partido Unidad Social Cristiana

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「キリスト教社会連合党」の意味・わかりやすい解説

キリスト教社会連合党[コスタリカ]
きりすときょうしゃかいれんごうとう[コスタリカ]
Partido Unidad Social Cristiana

略称 PUSC。コスタリカの政党連合。保守系政党が選挙協力を目指して形成したゆるやかな連合体で,1978年の選挙では野党連合党として戦い国民解放党に勝利したが,連合同盟として選挙戦を戦った 82年と,現名称に改称して戦った 86年には敗北。しかし,90年2月の大統領選挙に立候補したラファエル・カルデロン・フルニエ党首が国民解放党のカルロス・カスティジョ元副大統領を破り当選。同時に行われた総選挙でも過半数を制した。カルデロン政権は財政赤字縮小に取組むが,91年湾岸戦争による石油価格上昇などの影響でコスタリカ経済は落込み,94年2月の大統領選挙では,国民解放党のホセ・マリア・フィゲレス・フェレール候補に敗北した。だが 98年2月にはミゲル・アンヘル・ロドリゲス候補が当選し大統領に就任,国会議員選挙でも 29議席を獲得して過半数を得て第1党の地位についた。

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