敗北(読み)ハイボク

デジタル大辞泉 「敗北」の意味・読み・例文・類語

はい‐ぼく【敗北】

[名](スル)
戦いに負けること。「ライバルとの決戦敗北する」⇔勝利
戦いに負けて逃げること。敗走
「みなもって―せずといふ事なし」〈平家・五〉
[類語]負け劣敗連敗力負け一敗陥落落城敗走潰走帰服帰順屈従服従忍従参る降伏降参投降恐れ入る負けるギブアップかぶとを脱ぐシャッポを脱ぐ一本取られる敗れる敗戦負け戦敗退完敗惨敗大敗惜敗やられる土がつく一敗地にまみれる屈するふくする屈服くじけるひざを屈するひざをかがめる軍門にくだ

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精選版 日本国語大辞典 「敗北」の意味・読み・例文・類語

はい‐ぼく【敗北】

  1. 〘 名詞 〙 ( 古くは「はいほく」 ) 戦いに負けて逃げること。敗走。また、現代では単に、負けることをいう。
    1. [初出の実例]「みなもって敗北せずといふ事なし」(出典:平家物語(13C前)五)
    2. [その他の文献]〔史記‐項羽本紀〕

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普及版 字通 「敗北」の読み・字形・画数・意味

【敗北】はいぼく

敗戦。敗走。〔史記、項羽紀〕吾(われ)兵をしてより今に至るまでなり。身(みづか)ら七十餘戰~未だ嘗(かつ)て敗北せず。天下せり。

字通「敗」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の敗北の言及

【グリーグ】より

…《我らの栄光と我らの力》(1935)は第1次大戦中の船主の利潤追求と船員の不安をシナリオ風に描いたもの。代表作のパリ・コミューンを扱った劇《敗北》(1937)は革命と暴力は不可分だという主張を響かせる。ナチスの侵略で亡命し,イギリス軍爆撃機に同乗,戦死した。…

※「敗北」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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