ギヤン遺跡(読み)ギヤンいせき(その他表記)Tepe Giyan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ギヤン遺跡」の意味・わかりやすい解説

ギヤン遺跡
ギヤンいせき
Tepe Giyan

イラン西部,ルリスターン地方の先史遺跡。 1931年よりフランスの G.コントノー,R.ギルシュマンらによって発掘,調査が行われ,第1層から第5層までの文化段階が確認された。特に第3層から第5層はメソポタミアにおけるハッスーナ時代から初期王朝にいたる時期と対比され,カーシャーン地方のテペシアルク,ダームガーン地方のテペ・ヒッサルとともに,イラン高原における先史時代文化を初めて明らかにしたことで有名。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android