くさり礫(読み)くさりれき

最新 地学事典 「くさり礫」の解説

くさりれき
くさり礫

decayed gravel bed

各地の高位段丘を構成している強度に風化した礫層。くされ礫,ソフト礫とも。スコップで容易に切り取れる。成因生成時期についてはよくわからないが,何回かの温暖期の累積深層)風化物で,その生成には,気温だけでなく地下水位変動による酸化・還元過程が寄与しているとみられる。

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参照項目:深層風化

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百科事典マイペディア 「くさり礫」の意味・わかりやすい解説

くさり礫【くさりれき】

くされ礫とも。手やスコップで容易に崩れるほど強く風化した礫。日本各地の高位段丘の構成礫に多い。第四紀前〜中期にいくどもあった湿潤温暖な時期に,繰り返して風化作用を受けた結果と考えられる。

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世界大百科事典(旧版)内のくさり礫の言及

【風化作用】より

…礫の表面が酸化されて赤色を呈しているような場合は風化皮膜(酸化皮膜),赤色風化殻と呼ばれたりするが,一方,土壌の表層から基盤の風化部分までを含めて風化殻または風化層と呼ぶ。砂礫層の風化層の中には〈くさり礫〉と呼ばれるほど,化学的風化の結果変色して弛緩し,力学的強度を失っているものがある。機械的風化によって破砕分解が進むほど化学的風化は促進されやすくなる。…

※「くさり礫」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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