湿潤(読み)シツジュン

デジタル大辞泉 「湿潤」の意味・読み・例文・類語

しつ‐じゅん【湿潤】

[名・形動]水分が多く湿っていること。湿気の多いこと。また、そのさま。「湿潤気候
[派生]しつじゅんさ[名]
[類語]高湿多湿低湿陰湿湿気湿り気水分水気湿度湿り潤い潤う潤す

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精選版 日本国語大辞典 「湿潤」の意味・読み・例文・類語

しつ‐じゅん【湿潤】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. しめっていること。湿気を帯びていること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「陰冥湿潤なる天気多くして」(出典:西洋聞見録(1869‐71)〈村田文夫〉前)
    2. [その他の文献]〔酉陽雑俎‐広知〕
  3. 人間味のあること。人柄にうるおいがあり、やさしいこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「我夫の事を思へば機が湿順にやわらかな人で有たぞ」(出典:古活字本毛詩抄(17C前)六)

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普及版 字通 「湿潤」の読み・字形・画数・意味

【湿潤】しつじゆん

うるおう。〔春渚紀聞、八、墨説〕陳贍~異人ひて和膠法(わかうはふ)を傳へらる。因りて山中の古に就きて煤(すす)を取る。其の用膠、常にばずと雖も、沈珪に和して之れを濕潤に置く。~此れ其の妙處なり。

字通「湿」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の湿潤の言及

【湿潤剤】より

…固液両相が接する場合に,その界面張力を変化させ,両者のぬれ(湿潤)の特性を大きく改善するために用いられるものを湿潤剤といい,広く工業の各分野で利用されている。湿潤剤は界面活性剤の一つであるが,とくに固液界面に対する配向性の大きいもので,系の極性に応じて適当な構造のものが選ばれる。…

※「湿潤」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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