ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クリュプテイア」の意味・わかりやすい解説
クリュプテイア
krypteia
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…個々のスパルタ人によるヘイロータイの解放や売却は許されなかったが,前5世紀後半以降,緊急の場合,従軍や金銭の提供と引換えに,ポリスの手でヘイロータイを解放することがあった。しかしヘイロータイはスパルタ人よりもはるかに数が多く,またその地位に大きな不満を抱いていたので,スパルタ人はヘイロータイを厳しく監視,弾圧し,エフォロスたちは就任に当たり毎年ヘイロータイに対して宣戦を布告し,スパルタの若者は〈クリュプテイアkrypteia〉という慣習により屈強なヘイロータイをひそかに殺し,戦闘能力に優れた2000人のヘイロータイがポリスの謀略で暗殺されたこともあった。一方,ヘイロータイも機会をとらえては反乱を企て,とくにメッセニアのヘイロータイは,第2,3,4次メッセニア戦争と,前7~前5世紀に少なくとも3度の大反乱を起こし,結局,前369年,テーバイによって解放され,独立してメッセネを建てた。…
※「クリュプテイア」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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