クロトウゾクカモメ
くろとうぞくかもめ / 黒盗賊鴎
Arctic skua
parasitic jaeger
[学] Stercorarius parasiticus
鳥綱チドリ目トウゾクカモメ科の海鳥。全長45センチメートルほどで、全身黒褐色の暗色型のものと、胸から腹が白い淡色型のものとがある。北極圏で広く繁殖し、大陸沿岸に沿って南に渡り、南半球南部で越冬する。日本近海では春秋の渡りのときにみられることがある。
[長谷川博]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内のクロトウゾクカモメの言及
【トウゾクカモメ(盗賊鷗)】より
…しかし頭頂と背面が黒褐色でカモメより黒っぽく見え,尾が長い。オオトウゾクカモメ以外の3種は腹が白いが,トウゾクカモメとクロトウゾクカモメには腹の黒い暗色型がある。くちばしは先がかぎ状に曲がっている。…
※「クロトウゾクカモメ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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