クロム酸酸化(読み)クロムサンサンカ

化学辞典 第2版 「クロム酸酸化」の解説

クロム酸酸化
クロムサンサンカ
chromic acid oxidation

酸化クロム(Ⅵ)や二クロム酸塩を用いる酸化反応の総称.古くから用いられているが,種々の改良が加えられている.酸化クロム(Ⅵ)のピリジン錯体はコリンズ(Collins)試薬とよばれ,これを無水ジクロロメタン中で反応させるコリンズ酸化,錯体をとり出さず,無水ピリジン中で調整した懸濁液に直接基質を加えて反応させるサレット(Sarett)酸化,酸化クロム(Ⅵ)と水の1:1混合物をピリジンに加えて錯体を調整するコーンフォース(Cornforth)酸化などがある.また,酸化クロム(Ⅵ)の希硫酸溶液はジョーンズ(Jones)試薬とよばれ,これをアセトン中で反応させるジョーンズ酸化,クロロクロム酸ピリジニウムを用いるコーリー(Corey)酸化にも多用されている.いずれもアルコールをアルデヒドやケトンに酸化することができる.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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