クロユリダカラガイ(読み)くろゆりだからがい(その他表記)great spotted cowry

日本大百科全書(ニッポニカ) 「クロユリダカラガイ」の意味・わかりやすい解説

クロユリダカラガイ
くろゆりだからがい / 黒百合宝貝
great spotted cowry
[学] Cypraea guttata

軟体動物門腹足綱タカラガイ科の巻き貝。美しいタカラガイの1種。日本の南西海域から南シナ海、フィリピン方面の水深100~400メートルの岩礁底より採集される。殻高70ミリメートル、殻幅45ミリメートルぐらいで、殻の背面黄褐色の地に小白斑(はくはん)を散らしている。腹面は殻口の外唇、内唇にある濃褐色の歯状ひだが側面まで延長しているほか、軸唇の表面に大きい褐色斑がある。色彩は強烈で美しく、また希産種のため高価で、貝類収集家の目標の一つとなっている。

[奥谷喬司]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

日本の年中行事。年末に天井や壁にたまった煤を取除き大掃除をすること。近年は正月休みに入る 12月 29日とか 30日が多いが,伝統的には 12月 13日に行なった。この日は正月を迎えるための準備を開始...

煤払いの用語解説を読む