側面(読み)ソクメン

デジタル大辞泉 「側面」の意味・読み・例文・類語

そく‐めん【側面】

正面に対して、横の面。物の上下・前後でない面。「箱の側面
中心的でないわき方面。「独立運動を側面から支えた人物
いろいろの性質・特色などがあるうち一つ。ある一面。「友人の意外な側面を知る」
数学で、角柱角錐の、底面以外の面。
[類語](1横合い横っちょ横腹サイド平面表面球面曲面断面底面半面片面両面/(3一方片方片一方片割れ他方一面半面他面片側片面片端一端一半一環片鱗一面的一方的サイド

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「側面」の意味・読み・例文・類語

そく‐めん【側面】

〘名〙
① 左右の面。物体の上下および前後の面以外の面。また、横の方。
随筆守貞漫稿(1837‐53)一一「志之字左右側面無異也」
経国美談(1883‐84)〈矢野龍渓〉後「平昆の側面を迂回して其の後面を襲ひ」 〔王建‐同于汝錫賞白牡丹詩〕
② (比喩的に用いて) 多くの中の一面。わきの方面。それまで表面に現われていなかった別の特色。
最暗黒之東京(1893)〈松原岩五郎〉六「人間生活の側面(ソクメン)而も最も錯雑したる人間生活の側面」
③ 数学で、角柱や円柱などの柱体、あるいは角錐や円錐などの錐体の、底面以外の面。

そば‐づら【側面】

〘名〙 (形動) (「そばつら」とも) 側面。また、中心でない方面。また、主要であるものからはずれているさま。
※応永本論語抄(1420)顔淵第一二「そはつらを心得たりと知て」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「側面」の読み・字形・画数・意味

【側面】そくめん

横顔

字通「側」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android