ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説 グリコーゲン・ローディングglycogen loading 運動前,筋肉にグリコーゲンを多く蓄えるほど,持久能力が高くなる。また,ただ単に炭水化物を多くとるより,いったん筋肉のグリコーゲンを消耗させてから高炭水化物食をとる方が筋肉のグリコーゲン含量がより多くなることが実験的に証明され,そこから編み出された食事法。試合の1週間前に激しいトレーニングを行なって筋肉内のグリコーゲンを使いきり,その後3日間脂質中心の食事をし,試合の2~3日前に高炭水化物食に切り替える。マラソンや自転車ロードレースなど長時間の競技でその効果が大きいが,パワー系の種目では効果はない。心電図の異常所見などのマイナスの副作用も報告されているので,最近はこのような極端な食事内容の切り替えはせず,高炭水化物食だけでローディングする方法 (カーボ・ローディング) に移行している。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by