カーボローディング(その他表記)carbohydrate loading

デジタル大辞泉 「カーボローディング」の意味・読み・例文・類語

カーボ‐ローディング

carbohydrate loadingから》グリコーゲンを多く蓄えるため、炭水化物を効果的に取り入れる食事法。スポーツ選手などが行うもので、試合1週間前、激しいトレーニングを行って、肝臓筋肉の中の燃料にあたるグリコーゲンを使い切り、その後3日間ほど脂質の多い食事を、さらに3日間ほど内容の充実した食事をとって試合に臨む、などの方法がある。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カーボローディング」の意味・わかりやすい解説

カーボ・ローディング
carbohydrate loading

マラソンなどの試合前に炭水化物を多量に摂取し,運動エネルギー源をより多く筋肉中および肝臓に蓄えることを目的とした食事の形式。炭水化物食の多い日本の食事メニューでは特別意識するまでもないと思われるが,欧米蛋白質中心の食事から生まれてきた方法である。試合の 4~7日前は主食を控えめにし,4日前に体内のグリコーゲンを使いきるようにトレーニングを行なって,試合の 3~4日前から低蛋白,高糖質食の米,パン,ケーキ麺類などを摂取する。

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