グリュケリウス(その他表記)Glycerius

改訂新版 世界大百科事典 「グリュケリウス」の意味・わかりやすい解説

グリュケリウス
Glycerius

ローマ帝国西帝。在位473-474年。オリュブリウス帝のもとで皇帝大本営の将校団長官(コメス・ドメスティコルム)を務め,同帝没後,リキメルの甥でその実権を継承していたグンドバドによって西帝位に挙げられた。東帝レオはこれを承認せず,ネポス指揮下に艦隊を派遣。ネポスがローマ近くに上陸して西帝位即位を宣すると,グリュケリウスは交戦せずに降服し,サロナ司教に任じられた。480年にネポスがダルマティアで殺害された事件に関係していたとも言われている。
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