グローバルホーク

共同通信ニュース用語解説 「グローバルホーク」の解説

グローバルホーク

米ノースロップ・グラマン社が開発した主翼幅約40メートル、全長約15メートルの大型無人偵察機。パイロットは搭乗せず地上から遠隔操作し、民間機よりも高い高度1万5千メートル以上から長時間、広範囲にわたって画像や電子情報を収集できる。攻撃機能はない。米軍イラク戦争や東京電力福島第1原発事故後に使った。2019年にはホルムズ海峡上空でイラン革命防衛隊に撃墜されたこともある。航空自衛隊は今年3月に約70人の準備部隊「臨時偵察航空隊」を発足させた。

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知恵蔵mini 「グローバルホーク」の解説

グローバルホーク

米国のノースロップ・グラマン社によって開発された、情報収集・警戒監視・偵察を任務とする高高度滞空型無人偵察機。地上の操作装置から遠隔で操縦され、攻撃能力は持たない。全長15メートル、両翼40メートル、重さ6.8トン。航続時間は42時間、最大航続距離は2万5000キロメートル。高度1万8000メートルで28時間以上飛行することができる。主に米軍向けに40機ほどが製造されており、米軍はアフガニスタンやイラク戦争に投入した。また2009年にはNASA(米航空宇宙局)が気象観測などのため、2機を米空軍から引き継いだ。11年の福島第一原子力発電所事故の折は、同機が上空から状況を調べた。14年5月には同機が日本(三沢基地)に初めて一時配備され、10月初旬にグアム基地に帰還した。

(2014-10-7)

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