岩石学辞典 「ケイム」の解説 ケイム 氷河が後退したときに堆積した砕岩質,特に砂礫層からなる丘状地形.氷河の底の流水による砂や礫で構成され,嶺をesker,丘をkameと区別したり,あるいはeskerは氷河の下に濃集したもの,kameは氷の端の堆積物と区別することがあるが,このような区別は使用するべきではなく[Charlesworth : 1957],嶺も丘も共にkameである[Geikie : 1877, Charlesworth : 1957].この用語についても論争がある[Jamieson : 1880].ケルト語でcamまたはkaimは曲った,巻くの意味.eskerと同義[Tomkeieff : 1983].スコットランド方言および北部の方言でkameは櫛の特殊用法[ランダムハウス : 1994]. 出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報