けくで

精選版 日本国語大辞典 「けくで」の意味・読み・例文・類語

けく‐で

  1. 〘 副詞 〙 ( 「けく」は「けっく(結句)」の変化した語 ) かえって。むしろ。いっそ。結局。
    1. [初出の実例]「けくてそのぼろおんで、すこし、のこっためしがへりさうに御さるそや」(出典:狂言記・苞山伏(1660))
    2. 「かなしむこともなんにもない。けくでうき世が面白いと、笑ふて見せて力を付」(出典:浄瑠璃・淀鯉出世滝徳(1709頃)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む