デジタル大辞泉 「結句」の意味・読み・例文・類語
けっ‐く【結句】
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1 とどのつまり。あげくのはて。結局。
「わたし自身で道をつけてやる方が―女の為だと考え」〈荷風・あぢさゐ〉
2 かえって。むしろ。反対に。
「いつも此
[アクセント]
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[類語]結局・
( 1 )[ 一 ]①が本来の用法と思われるが、鎌倉時代以前に用例を見出すことは難しく、わずかに挙例の「歌経標式」が見られるにすぎない。
( 2 )鎌倉時代においては、「結句」の前文と後文とで、主語が異なる場合には[ 二 ]①の意になることが多く、主語が同一の場合には[ 二 ]②の意になることが多かったが、室町時代になると、主語が同一でありながら[ 二 ]①の意を表わす例が多くなってくる。現在、[ 二 ]①の意を表わす副詞としては通常「結局」が用いられるが、これが一般化するのは明治以降のことである。→「けっきょく(結局)」の語誌
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
…5・7・5・7・7を上3句(5・7・5)と下2句(7・7)とに分け,前者を〈上句(かみのく)〉,後者を〈下句(しものく)〉と呼ぶ。第1句(5)を初句,頭句,起句,第2句(7)を胸句,第3句(5)を腰句,第5句を結句,尾句,落句などと呼んでいる。5句31拍に合わない作を〈破調〉といい,長すぎるものを〈字あまり〉,短いものを〈字足らず〉と呼ぶ。…
※「結句」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」