ケン・きんきりうし

普及版 字通 「ケン・きんきりうし」の読み・字形・画数・意味


13画

(異体字)
12画

[字音] ケン
[字訓] きんきりうし

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(建)(けん)。〔説文新附〕二上に「牛(かいぎう)なり」とあり、去勢した牛をいう。字はまた(けん)に作る。(けん)と声義近く、はみな割勢をいう。

[訓義]
1. 去勢した牛、きんきりうし。
2. 人の去勢にもいう、閹割
3. 獣の名。〔玉〕に「獸、に似たり。人首一目」とみえる。また、牛に似た獣という。字は多く仏教の翻訳語に用いる。

[古辞書の訓]
名義抄 キル 〔字鏡集〕 ウサギムマ/ キル

[語系]
)kianはkeat、(割)kat、羯kiatと声に通ずるところがあり、みな去勢。羯は羊を割勢することをいう。kinはと声義近く、蜀(獣の牡器)に(縊糸(いし))を加えて去勢する法をいう。

[熟語]

[下接語]

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android