ケーニヒス湖(読み)ケーニヒスこ

世界の観光地名がわかる事典 「ケーニヒス湖」の解説

ケーニヒスこ【ケーニヒス湖】

ドイツ南部、風光明媚な観光地・保養地として知られるバイエルン州ベルヒテスガーデン(Berchtesgaden)の町の南に広がる湖。氷河期末期のアルプスの氷河が流れこんでできた氷河湖である。面積は5.218km2で、ドイツで最も澄んだ湖といわれるとおり、バイエルンアルプスの山々に囲まれてエメラルドグリーン湖水を湛えている。このきれいな湖水を守るため、電力のボートや手漕ぎボート、ペダル式ボート以外の利用は禁じられている。美しい風景の広がる湖周辺は、旅行者やハイカーの人気を集めている。この湖畔には、ナチス政権時代、アドルフ・ヒトラーお気に入りの山荘ベルクホーフがあった(1953年に取り壊され、現存していない)。ヒトラーゆかりの建物として、ベルヒテスガーデンの近くには、ベルクホーフのほかケールシュタインハウスがある。◇現地名は「Cruise Koenigssee」。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む