普及版 字通 「コウ・ひまつり」の読み・字形・画数・意味
10画
[字訓] ひまつり
[説文解字]
[甲骨文]
[字形] 形声
声符は(交)(こう)。〔説文〕十上に「木をへて然(や)くなり」とし、〔玉〕に「以て天に燎(れうさい)するなり」と燎祀の意とする。卜文に、交脛の人に火を加える形の字があり、「貞(と)ふ。するときは從(なが)き雨(あ)るか」のように、請雨儀礼をいう。殷には旱のとき巫を焚(や)く俗があり、この字はあるいは焚巫(ふんぷ)の俗を示すものであろう。飢饉を示す(かん)も、また焚巫(ふんぷ)の象を示す字である。
[訓義]
1. ひまつり、天の祭。
2. いる、りつける。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕 也久(やく)、、牟須(むす)、火太久(ひたく)〔立〕 モク(ユ)・ムス・タク・ヤク
[語系]
・・(絞)keは同声。樛kyu、・gyuは声近く、みな糾纏(きゆうてん)の意がある。・はともに焚巫の象で、は足を交え、は手を交える形に従う。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報