こきゃこう

精選版 日本国語大辞典 「こきゃこう」の意味・読み・例文・類語

こきゃ‐こう

  1. 〘 副詞 〙
  2. 鶏の鳴き声を表わす語。
    1. [初出の実例]「雞の蹶合まねをせい〈略〉こうこうこう。こきゃあこうこう」(出典:虎寛本狂言・二人大名(室町末‐近世初))
  3. 厄払いのとき、鶏の鳴き声を真似て、終わりに唱える語。
    1. [初出の実例]「福徳円満あくまげだう、打はらふて西の海へ、さらりさらりさっさっこきゃかう。まっかう祝ひをさむるは是上がたのやくはらひ」(出典:浄瑠璃・雪女五枚羽子板(1708)厄払ひ)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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