狂言の曲名。大名狂言。大名(シテ)が友人の大名を誘って都へ上るが、大名のくせに供も連れず、太刀(たち)を自分で持っているのがいかにも体裁が悪い。大名は道通りの男に声をかけ、むりやり太刀を持たせる。大名の増長ぶりに怒った男が、太刀を抜いて大名を脅し、腰刀や小袖(こそで)上下を巻き上げ、鶏の蹴(け)り合い、犬の噛(か)み合い、起きあがり小法師(こぼし)のまねを次々にさせる。都ではやる歌謡を謡いながら、起きあがり小法師のまねを繰り返すうちに、大名たちはだんだん興にのって無我夢中。男はそのすきに獲物を持って幕に入り、われに返った大名が追い込む。下剋上(げこくじょう)の時代を反映した代表作だが、強制されていやいや始めた物まねの楽しさに思わずのめり込んでいく大名の姿に、大らかな遊び心をみることができる。
[油谷光雄]
〘 名詞 〙 春の季節がもうすぐそこまで来ていること。《 季語・冬 》 〔俳諧・俳諧四季部類(1780)〕[初出の実例]「盆栽の橙黄なり春隣〈守水老〉」(出典:春夏秋冬‐冬(1903)〈河東碧梧桐・高...
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