こすり

精選版 日本国語大辞典 「こすり」の意味・読み・例文・類語

こすり

  1. 〘 名詞 〙 喧嘩(けんか)をやめて和解すること。
    1. [初出の実例]「いいわな、こなさんの挨拶なら此出入はこすりにしてくれべいよ」(出典:歌舞伎・傾城金秤目(1792)三番目序幕)

こすり

  1. 〘 名詞 〙 魚「めなだ(目奈陀)」の幼魚
    1. [初出の実例]「品海の釣魚中最も大なるものはメナダなり。〈略〉二三才のものをコスリと称し」(出典:風俗画報‐二五五号(1902)動植門)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のこすりの言及

【メナダ】より

…ボラほど一般的ではないが,メナダも成長とともに名まえが変わる。当歳魚(全長10~15cm)がコスリ,1~2歳(20~30cm)がトウブシ,3歳以上(30cm以上)をメナダという。北海道,東北,北陸,鹿児島ではボラとメナダを混称してボラと呼ぶ。…

※「こすり」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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