コワニー(読み)こわにー(その他表記)François Coignet

日本大百科全書(ニッポニカ) 「コワニー」の意味・わかりやすい解説

コワニー
こわにー
François Coignet
(1835―1902)

フランス鉱山技術者。コワニエともいう。明治期のお雇い外国人の一人。1855年サンテティエンヌ鉱山学校を卒業。フランス本国、アルジェリアスペインなどで鉱山技師として働き、1867年(慶応3)薩摩(さつま)藩の招きで来日した。1868年(明治1)明治政府に雇用され、生野(いくの)鉱山に赴任、ここに輸入した新しい鉱山機械を設置し、またフランス人技師を招いて生野鉱山学校を開設するなど近代的な鉱山とした。また全国の鉱山を調査し、「日本鉱物資源に関する覚書」(1876)をまとめた。1877年帰国。

山崎俊雄 2018年8月21日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む