コンタル城(読み)コンタルじょう

世界の観光地名がわかる事典 「コンタル城」の解説

コンタルじょう【コンタル城】

フランス南部の都市カルカソンヌ(Carcassonne)、総延長3kmの二重の城壁に囲まれた「シテ」と呼ばれる旧市街にある、5つの塔がある城館。カルカソンヌ駅から約2kmほどのところにある。12世紀に建てられたトランカヴェル伯爵の城館で、ルイ9世(1214~1270年)の治世下に、城の大規模な改築が行われた。ピレネー山脈を望むフランスとスペイン間の交通の要衝(ようしょう)であったため、13世紀ごろの歴代のフランス王はシテの要塞化を進めた。◇コンタル城を含むシテは「歴史的城塞都市カルカソンヌ」として、世界遺産に登録されている。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

今日のキーワード

USスチール買収問題

日本製鉄は2023年12月、約141億ドル(約2兆2千億円)で米鉄鋼大手USスチールを完全子会社化する計画を発表した。国内の鉄鋼市場が先細る中、先進国最大の米国市場で、高級鋼材需要を取り込み、競争力...

USスチール買収問題の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android