コンタル城(読み)コンタルじょう

世界の観光地名がわかる事典 「コンタル城」の解説

コンタルじょう【コンタル城】

フランス南部の都市カルカソンヌ(Carcassonne)、総延長3kmの二重の城壁に囲まれた「シテ」と呼ばれる旧市街にある、5つの塔がある城館。カルカソンヌ駅から約2kmほどのところにある。12世紀に建てられたトランカヴェル伯爵の城館で、ルイ9世(1214~1270年)の治世下に、城の大規模な改築が行われた。ピレネー山脈を望むフランスとスペイン間の交通の要衝(ようしょう)であったため、13世紀ごろの歴代のフランス王はシテの要塞化を進めた。◇コンタル城を含むシテは「歴史的城塞都市カルカソンヌ」として、世界遺産に登録されている。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android