コールドラバー

化学辞典 第2版 「コールドラバー」の解説

コールドラバー
コールドラバー
cold rubber

低い重合温度でつくられるスチレン-ブタジエンゴムをいう.スチレン-ブタジエンゴムを乳化重合法でつくるとき,触媒として有機過酸化物と還元剤(鉄(Ⅱ)塩)の系(レドックス系とよぶ)を用いると,低温(約5 ℃)でも重合速度がいちじるしく大きくなり,枝分れが少なく,分子量分布の狭いポリマーが得られ,加工性,強度がすぐれている.[CAS 9003-55-8][別用語参照]ホットラバー

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

世界大百科事典(旧版)内のコールドラバーの言及

【スチレン・ブタジエンゴム】より

…ラジカル重合開始剤を用いた乳化重合法により製造される。重合温度は通常5℃付近または50℃付近で,前者の場合をコールドラバー,後者の場合をホットラバーと称している。特殊用途以外の大部分のSBRはコールドラバーである。…

※「コールドラバー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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