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還元剤 かんげんざいreducing agent

翻訳|reducing agent

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

還元剤
かんげんざい
reducing agent

還元を起させる物質。相手を還元し,みずから酸化を受ける。たとえば,熱した酸化銅水素を通すと,水素は還元剤として働き,酸化銅を還元して銅にし,みずからは酸化されて水になる。したがってこの場合,酸化銅は水素に対して酸化剤となる。

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百科事典マイペディアの解説

還元剤【かんげんざい】

他の物質に還元を起こさせる物質。一般に酸化されやすい物質が還元剤であり,自らが酸化されるときに相手の物質を還元する。水素,硫化水素,ヨウ化水素一酸化炭素二酸化硫黄亜硫酸塩チオ硫酸ナトリウムシュウ酸,アルカリ金属,マグネシウム,カルシウム,酸化数の低い化合物など。

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栄養・生化学辞典の解説

還元剤

 物質を還元する能力のある物質.

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世界大百科事典 第2版の解説

かんげんざい【還元剤 reducing agent】

物質に作用して,それを還元する単体および化合物の一般的名称。電気陰性度の小さい元素や酸化状態の低い化合物が還元剤になりやすい。単体では,水素,炭素,リンなどの非金属,ナトリウム,マグネシウム,金属アマルガム,亜鉛,スズ,アルミニウムなどの金属は還元剤となる。ヨウ化水素,硫化水素,アンモニアとその誘導体ホスフィンアルシン,金属の水素化物とその誘導体も還元剤として働く。低級の酸化物である一酸化炭素,二酸化硫黄,三酸化二リン,亜ヒ酸亜リン酸亜硝酸も還元剤となる。

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大辞林 第三版の解説

かんげんざい【還元剤】

他の物質を還元する性質をもつ物質。酸化還元反応において、他の物質を還元して自身は酸化される物質。水素・金属ナトリウム・硫化水素・シュウ酸など。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

還元剤
かんげんざい
reducing agent

ほかの物質を還元する作用をもつ物質。ある物質を還元するとき、還元剤自身は電子を放出して酸化される。水素、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アルミニウム、亜鉛、炭素などの単体は還元剤としてよく利用され、金属に酸を注いで発生させた発生期の水素はとくに有効な還元剤となる。これらのほか、アルカリ金属や亜鉛のアマルガム、ホウ素やアルミニウムの水素化物、低酸化状態の金属塩、硫化水素、硫化物、チオ硫酸塩、シュウ酸、ギ酸、アルデヒド、アルコール、糖なども還元剤として使われる。酸化・還元反応は相対的であるから、ある系では還元剤となるものが他の系では酸化剤となる場合もあり、そのような例として二酸化硫黄(いおう)、過酸化水素などがある。[岩本振武]

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