精選版 日本国語大辞典 「還元剤」の意味・読み・例文・類語
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
ほかの物質を還元し,みずからは酸化される物質.水素,不安定な水素化合物(ヨウ化水素,硫化水素,LiAlH4やCaH2などの金属の水素化物),普通の酸化数より低い酸化数をもつ元素の酸化物または酸素酸とその塩(CO,SO2,亜硫酸塩),電子を与えやすい金属(アルカリ金属,アルカリ土類金属,Zn)およびそのアマルガム,低原子価金属イオン(Fe2+,Sn2+,Ti3+,Cr2+)を含む塩,硫黄化合物(硫化ナトリウム,硫化アンモニウム),ギ酸,シュウ酸,糖類,ヒドラジン,ヒドロキシルアミン,ヒドロキノン,アスコルビン酸,アルデヒド,ピロガロールなどの有機物がある.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
ほかの物質を還元する作用をもつ物質。ある物質を還元するとき、還元剤自身は電子を放出して酸化される。水素、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アルミニウム、亜鉛、炭素などの単体は還元剤としてよく利用され、金属に酸を注いで発生させた発生期の水素はとくに有効な還元剤となる。これらのほか、アルカリ金属や亜鉛のアマルガム、ホウ素やアルミニウムの水素化物、低酸化状態の金属塩、硫化水素、硫化物、チオ硫酸塩、シュウ酸、ギ酸、アルデヒド、アルコール、糖なども還元剤として使われる。酸化・還元反応は相対的であるから、ある系では還元剤となるものが他の系では酸化剤となる場合もあり、そのような例として二酸化硫黄(いおう)、過酸化水素などがある。
[岩本振武]
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
地震や風雨などによる著しい災害のうち、被災地域や被災者に助成や財政援助を特に必要とするもの。激甚災害法(1962年成立)に基づいて政令で指定される。全国規模で災害そのものを指定する「激甚災害指定基準に...
9/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新