最新 地学事典 「ゴットハルト地塊」の解説
ゴットハルトちかい
ゴットハルト地塊
Gotthard massif 独◆Gotthardmassiv
スイスのサンゴタール峠を中心に最大幅15km,長さ約100kmの長い紡錘形の地塊。北側に平行するアーレ地塊とともに,Helvetia帯の南縁を占めるアルプス堆積盆の基盤岩ドームの一つ。南北両縁部を占めるビュンデン片岩は三畳~下部ジュラ系源で,ウニ・矢石・アンモナイト化石を含み,南縁ではらん晶石・十字石を生ずる程度の変成度を示す。主体をなすものは北側と南側の準片麻岩と中軸部を占め正片麻岩を主とする縞状片麻岩(Streifengneis)。これをヘルシニア造山期の岩株状花崗岩が貫く。片麻岩類もアルプス期の変成を受けている。
執筆者:山下 昇
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

