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主体 シュタイ

デジタル大辞泉の解説

しゅ‐たい【主体】

自覚や意志に基づいて行動したり作用を他に及ぼしたりするもの。「動作の主体」⇔客体
物事を構成するうえで中心となっているもの。「食事療法を主体に種々の治療を行う」「市民主体の祭典」
《語源の〈ギリシャ〉hypokeimenōnは、根底にあるもの、基体の意》哲学で、他に作用などを及ぼす当のもの。認識論では主観と同義。個人的、実践的、歴史的、社会的、身体的な自我の働きが強調される場合、この主体という言葉が用いられる。→主観

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

しゅたい【主体】

自覚や意志をもち、動作・作用を他に及ぼす存在としての人間。
集団・組織・構成などの中心となるもの。 「学生を-とするデモ行進」
〘哲〙 〔ギリシャ hypokeimenon; ラテン subjectum〕
何らかの性質・状態・作用などを保持する当のもの。読書という行為における読み手、赤いという性質を具有する花、の類。
(「主観」が認識論的意味で用いられるのに対し、存在論的・倫理学的意味で)行為・実践をなす当のもの。
客体主観
機械や製品の主要部分。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

主体
しゅたい

主観」のページをご覧ください。

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世界大百科事典内の主体の言及

【自我】より

…一方,〈自〉という漢字は鼻をかたどったもので,鼻を指さして〈自分〉を示すことから,自分の意に転用された語であるという。このことは,〈自我〉という語が,本来,単なる主体を表すのではなく,そこに主体の主体自身への再帰的指示が含意されていることを示唆している。だからこそ,その語は,擬人的表現などの場合を除けば,自己意識をもったものにしか使われないのである。…

【西洋哲学】より

…この〈ヒュポケイメノン〉がラテン語ではsubjectum(下に投げ出されてあるもの)と訳され,〈シュンベベコス〉がaccidens(偶有性)と訳されて,〈基体‐属性〉というこのとらえ方は中世のスコラ哲学や,さらには近代哲学にもそのまま受けつがれてゆくのである。
【主観‐客観と主体‐客体】
 〈ヒュポケイメノン〉のラテン訳であるsubjectumという言葉は,スコラ哲学や近代初期の哲学においては,それ自体で存在し,もろもろの作用・性質・状態を担う〈基体〉という意味で使われていた。ホッブズやライプニッツは魂をsubjectumと呼んでいるが,それも感覚を担う基体という意味においてであり,そこには〈主観〉という意味合いはない。…

※「主体」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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