サイネーテ(その他表記)Sainete

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サイネーテ」の意味・わかりやすい解説

サイネーテ
Sainete

17世紀末,スペインで劇の幕間に演じられた喜劇的寸劇。リアルで社会風刺的要素をもつ内容であった。代表的作家は R.クルス

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世界大百科事典(旧版)内のサイネーテの言及

【クルス】より

…スペインの劇作家。ルエダのパーソpasoやセルバンテスのエントレメスentremésなどの流れをくむ短い笑劇サイネーテsaineteの作者として成功,約400の作品がある。当時の民衆の生活や風俗の描写にすぐれている点では,同時代人の画家ゴヤの作品と並び高く評価され,特に,18世紀後半のマドリードを知るうえでの資料としての価値が大きいとされるが,文学的な評価は高くない。…

※「サイネーテ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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