サク・ほる

普及版 字通 「サク・ほる」の読み・字形・画数・意味


10画

[字音] サク
[字訓] ほる

[説文解字]

[字形] 象形
上部に鑿歯(さくし)形のついた掘鑿の器の形で、鑿の初文。〔説文〕三上に「叢生する艸なり。嶽(さくがく)として、相ひ竝び出づるに象る」と、叢の字義と関連して説くが、声義ともに鑿の字義によって解すべきである。

[訓義]
1. ほる、ほるのに用いるのみ。
2. ぎざぎざ。
3. くさむら。

[部首]
〔説文〕に業・叢・對(対)の三字をこの部に属し、次部に・僕・を収める。〔玉〕も同じ。の大なるものを、両手にもつを業という。は掘鑿の器であるが、業は撲伐の器である。版築などのとき、相対して土を撲つを對という。叢は草の岳の象をとるもので、掘鑿のとは関係がない。

[声系]
〔説文〕に声としてを収め、またの省声として鑿を収めるが、は鑿の初文としてよい字である。叢・などの字は、声系において異なる。

[語系]
dzkは鑿・tzakと声近く、一系の語。は米を精白することをいう。おそらく鑿歯のある器で叩いたものであろう。

[熟語]

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む