サットバ(その他表記)sattva

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サットバ」の意味・わかりやすい解説

サットバ
sattva

インド六派哲学中のサーンキヤ学派用語純質と訳される。世界の物質的活動質料因である根本原質 prakṛtiは,3つの構成要素を機会因として活動するが,その3つのうち,喜,照,軽光などの性質をもつものがサットバ。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のサットバの言及

【サーンキヤ学派】より

…物質的原理は三つの構成要素トリグナtriguṇa(〈三徳〉)から成る。その三つとはサットバsattva(〈純質〉),ラジャスrajas(〈激質〉),タマスtamas(〈翳質〉)で,それぞれかかわりあって存在する。これら3構成要素が平衡状態にあるとき物質的原理は変化しないが,それらのバランスが精神的原理の観察を条件として破れると,物質的原理は変容を開始する。…

【衆生】より

…サンスクリットのサットバsattva,ジャントゥjantu,ジャガットjagat,バフジャナbahujanaなどの訳。とくにサットバの訳語として用いられることが多い。…

※「サットバ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む