… サッフォーの詩は長短各種のアイオリス風詩型を用いて,愛の女神アフロディテや結婚の女神ヘラなど諸神への祭祀・祈禱の詩,求愛・離別・惜別などの個人的情緒を歌ったもの,恋する魂の孤独な苦悩を訴える歌,また花嫁・花聟をたたえる祝婚の歌など,いずれも若い女性の体験をもとに歌いだされたもので,その中にはサッフォー自身の恋や別離を歌っているものも少なくない。レスボス島の独特の方言によるこれらの詩は,直截簡潔でしかも洗練された措辞によって,かぐわしい花冠を髪に結んだ優雅な乙女らの姿を賛美・憧憬の対象としているが,中には驚くばかりに大胆な同性間の愛欲や欲情充足の表現も含まれている(女性の同性愛をサッフィズムとか,その故地にちなんでレズビアニズムというのはこれに由来する)。数多い古代ギリシアの詩人の中でも,恋する女の魂の深奥のなぞを,彼女ほど透明な言葉で表出しているものはほかにいない。…
…同性を性愛の対象とすることと定義できる同性愛は,そのイメージを20世紀において大きく変えた。同性愛はすぐれて20世紀的現象であり,人類の歴史において20世紀ほど同性愛者差別問題が激化し,また解放が強く叫ばれた時代はない。そして20世紀末,同性愛者に対する偏見は弱まりつつある。アメリカ精神医学会発行の《精神障害の診断と分類の手引》は1980年版以降,同性愛を削除し,WHO(国連世界保健機構)編纂の《国際疾病分類》も1992年版以降,同性愛を削除した。…
※「サッフィズム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...
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