最新 地学事典 「サヘル階」の解説
サヘルかい
サヘル階
Sahelian(Stage)
北アフリカでかつて使用された中新世後期の階名。アルジェのSahel(沿海地)の泥灰岩や,オラン(Oran)のSahelの地層を基に設定(A.Pomel, 1858)。まもなくアルジェのものは鮮新世(Plaisancian)と判明。オランの泥灰・砂質層はTortonianとPlaisancianの中間の海生貝化石群をもつことで,C.DepéretはPontianの海成相当層とした。しかしR.Lafitte(1948)は,アルジェリアのSahelianは層序・動物化石群からすべてTortonianであり,チュニジアのSahelianとされていたものは鮮新世であることを明らかにした。そこでSahelianという階名はやめ,この名はオラン地方の上部中新統の岩相名として使うのがよいと提案した。
執筆者:石田 志朗
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

