サマーディ(その他表記)samādhi

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サマーディ」の意味・わかりやすい解説

サマーディ
samādhi

インドで古くから行われた静坐瞑想法で,心を対象に集中し,対象のみがありありと現れ心をむなしくして能動的な作用がまったくなくなった状態。特に,ヨーガ学派で重んじられ,8種の実修法の最上位におかれる。仏教でも重視され,「三昧」と音写された。また,墳墓をも意味する。

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世界大百科事典(旧版)内のサマーディの言及

【三昧】より

…〈ざんまい〉ともいう。サンスクリットのサマーディsamādhiの音訳で,三摩地(さんまじ),三摩提(さんまだい)とも音訳される。意訳は等持(とうじ)あるいは定(じよう)。…

【ヨーガ学派】より

…ヨーガの実習法としては,8実習法が重要であるとされる。それは,(1)制戒(ヤマ),(2)内制(ニヤマ),(3)座法(アーサナ),(4)調息(プラーナーヤーマ),(5)制感(プラティヤーハーラ),(6)総持(凝念,ダーラナー),(7)禅定(静慮,ディヤーナ),(8)三昧(等持,サマーディ)である。制戒というのは,不殺生,真実(不妄語),不盗,不淫,無所有という五戒を守ることである。…

※「サマーディ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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