さらけ止める(読み)サラケヤメル

デジタル大辞泉 「さらけ止める」の意味・読み・例文・類語

さらけ‐や・める【さらけ止める】

[動マ下一]《近世江戸語》すっかりやめる。
戯談おどけはおどけだが、足下幇間たいこもちを―・めねえ」〈人・娘節用・前〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「さらけ止める」の意味・読み・例文・類語

さらけ‐や・める【さらけ止】

  1. 〘 他動詞 マ行下一段活用 〙 すっかりやめる。
    1. [初出の実例]「お屁(なら)をすかすやうな声だ。義太夫さらけ止(ヤ)めろヱ」(出典:滑稽本・一盃綺言(1813))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android