シナイ版聖書写本(読み)シナイばんせいしょしゃほん(その他表記)Codex sinaiticus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シナイ版聖書写本」の意味・わかりやすい解説

シナイ版聖書写本
シナイばんせいしょしゃほん
Codex sinaiticus

ドイツの新約原典批評家ティッシェンドルフが,シナイ半島シナイ山麓の聖カタリナ修道院で 1844年その一部を,次いで 59年新約聖書全部を含む残りの大部分を発見した4世紀頃の大文字ギリシア語写本で,内容は旧約聖書の多くと新約正典全体に及び,『バルナバ書』『ヘルマスの牧者』の部分を含む。そのテキストはバチカン写本に類似し,ともに改訂の影響の少い中立写本に数えられ,新約本文研究上最も有力,貴重な写本の一つである。現在大部分が大英博物館にある。

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