しゃちほこ

共同通信ニュース用語解説 「しゃちほこ」の解説

しゃちほこ

想像上生き物しゃち」の姿をかたどり、火よけとして各地城郭などに瓦や金属でできたものが設置されている。名古屋城の金のしゃちほこは、雌雄一対で、それぞれ高さ約2・6メートル、重さは1・2トン以上ある。青銅のしゃちに18金の板を2体で計88キロ使っている。1945年に戦禍で焼失した江戸時代の先代しゃちほこは、さらに多くの金が使われたといい、その豪勢な輝きは「天下様でもかなわぬものは、金のしゃちほこ雨ざらし」と歌われた。

更新日:

出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android