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青銅 せいどう bronze

翻訳|bronze

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

青銅
せいどう
bronze

銅-スズ合金。人類は有史以前からこれを製造使用して青銅器時代一時期を画した。現在,この名称は黄銅以外の銅合金に拡大使用され,合金元素によって,アルミ青銅ベリリウム青銅 (→ベリリウム銅 ) などと呼ばれる

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デジタル大辞泉の解説

せい‐どう【青銅】

錫(すず)との合金。また広く、銅合金。一般に加工が容易で、耐食性にすぐれ、古来、美術品や貨幣の鋳造などに使用。用途によって錫の量が加減され、機械部品に用いる砲金、寺院の鐘に用いる鐘青銅などがある。中国から伝わったので唐金(からかね)とよばれた。ブロンズ
銭(ぜに)。
「―百疋(ひゃっぴき)をかり得て」〈折たく柴の記・上〉

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百科事典マイペディアの解説

青銅【せいどう】

ブロンズ。俗には唐金(からかね)ともいう。銅とスズの合金で,人類が最も古くから使用した合金である。用途により組成は種々で,色も銅赤色からスズの割合が増すにつれて黄,白と変わる。
→関連項目銅合金

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防府市歴史用語集の解説

青銅

 銅と錫[すず]の合金[ごうきん]です。錫といっしょに鉛[なまり]を入れるものもあります。錫の量が増えると白っぽい色の合金ができあがります。

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世界大百科事典 第2版の解説

せいどう【青銅 bronze】

ブロンズ,俗に唐金(からかね)ともいう。スズをおもな合金元素とする銅合金で,〈青銅器時代〉という年代の区分があることからもわかるように,人類が最も古くから使用した合金である。銅合金のなかには青銅と呼ばれる一連の合金があり,アルミニウム青銅などスズを含まないものにも青銅の名称が用いられるので,銅・スズ合金をとくにスズ青銅tin bronzeと呼んで区別することが多い。スズの含有量の少ないものは展伸材として使われるが,多くは鋳物として利用される。

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大辞林 第三版の解説

せいどう【青銅】

銅とスズとの合金。また、用途に応じてさらに亜鉛・鉛などを加えた銅合金を含めていう。一般に銅やその他の非鉄金属に比べ鋳造性に富み、耐食性に優れている。ブロンズ。唐金からがね
ぜにの異名。 〔下学集〕

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

青銅
せいどう
bronze

二義があり、一つは銅にスズを主要合金元素として加えた銅合金のこと。一つは広く銅合金の代名詞である。後者は人類の使った銅合金のなかでは青銅が最古のもので、数千年の歴史をもち、次の黄銅が現れるまでの2000年から3000年の間、これが唯一の銅合金であったためで、英語のbronzeも同じ意味に使われる。たとえばアルミ青銅aluminium bronzeがその好例であり、銅‐アルミ合金でスズはまったく入っていない。この呼称法は20世紀前半まで使われたが、その最後であったベリリウム青銅(銅とベリリウムの合金で、やはりスズは普通加えない)を第二次世界大戦ベリリウム銅、英語でもberyllium copperといいかえたのを契機に、その後の新しい銅合金はチタン銅、ジルコニウム銅、クロム銅のように主要合金元素名に銅をつけてよぶようになっている。
 第一の使い方の本来の青銅は、太古には銅とスズの鉱石の混在している山の山火事で、熱と森林の燃えてできた炭素によって同時還元された両金属が合金化した自然合金として得られ、鉄より耐食性がよく、ある程度硬いために工具や鏃(やじり)や刃物に使われたと思われる。やがて人類は、この自然合金が銅とスズからなることを知り、それぞれの鉱石を別々に還元して得た銅とスズの地金を配合して、用途に応じて種々のスズ%のものをつくった。この用途と組成の関係を6種に分けて表示したのが中国周代の「金の六斉」である。
 銅に順次スズを加えていくと、3%までは銅の赤みが残るが順次黄色くなり、20%を超すと灰青色になる。青銅の青はこれからきたと思われる。銅中にスズの溶解する最大量は約14%で、強さはスズ17~18%で最高となるが、変形能力の伸びはスズ3~4%がもっとも大きい。12~32%のスズの合金は共析変態があるので、焼入れ・焼戻しの熱処理により相当強化する。昔は10%スズ程度の青銅の鋳物で大砲をつくったので、砲金gun metalという別名があり、喫煙用のきせるの雁首(がんくび)や口金にも使われた。スズの3~8%に少量の亜鉛を加えると変形力に富んで刻印しやすいので青銅貨に使われる。
 銅‐スズ合金にさらに別元素を加えた本来の意味の青銅系合金のなかではリン青銅が代表的なもので、パッキング、板ばね材に使われる。軸受用の青銅は十数%スズを加えて硬いγ(ガンマ)相を出し、美術用は亜鉛、鉛を加えて鋳造性をよくしている。[三島良續]

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世界大百科事典内の青銅の言及

【金属工芸】より

…人類が金属の使用を開始した時期は非常に古く,前5000年ころのエジプトですでに金と銅の使用が知られている。金属のうち金,銀,銅,隕鉄は最も早くから人類が採取した自然金属で,はじめは天然の状態のものを打ったり切ったりして使用していたが,やがて冶金技術が発達すると同時に鋳造技術もおこり,銅,錫(すず),鉛,アンチモンなどが鉱石から採取されるようになり,青銅,白銅など銅合金が作られるようになった。青銅はメソポタミアでは前3000年ころ,中国では前2000年ころにすでに行われており,武器,祭器,装身具などが作られた。…

【鋳造】より

…エジプトでは前5千年紀のバダーリ文化の遺跡から装身具用の留針やビーズなどが出土している。しかし前3千年紀には青銅の鋳造技術が高いレベルに達し,彫刻や,より複雑な形の鋳造に蠟型鋳造lost waxも考案されていた。サルゴンをあらわしたとされるニネベ出土の青銅の頭部(前2250年ころ)は当時の高い技術を示す好例である。…

【銅】より

…銅は多くの金属と合金をつくる。銅‐スズ合金(青銅),銅‐亜鉛合金(シンチュウ)はとくに有名である。
[製法]
 粗鉱中の銅の含有量が0.9%以上のものが製錬の対象となる経済的な限度であり,それ以下のものは鉱石とはなりえない。…

【銅合金】より

…われわれが日常見る銅製品は黒く汚れたようにさびていることがあるが,適当な方法で磨けば美しい光沢と色調を示す。また,古くから伝わった青銅製品には風化作用によって風格のある緑色を示すものがあるが,これはロクショウ(緑青)といい,主として炭酸塩,酸化物からなる複雑な化合物である。 銅合金の種類はきわめて多く,アメリカのCDA(Copper Development Association)では表に示す3けたの数字で成分によって分類している。…

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