しゃら解け(読み)シャラホドケ

デジタル大辞泉 「しゃら解け」の意味・読み・例文・類語

しゃら‐ほどけ【しゃら解け】

結んだ帯やひもが自然に緩み解けること。しゃらどけ。
「かけてもかけても手がはづれ、結んだ縄も―」〈浄・千本桜

しゃら‐どけ【しゃら解け】

しゃらほどけ」に同じ。
「髪―に帯しどけなく」〈浮・丹前能・二〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「しゃら解け」の意味・読み・例文・類語

しゃら‐ほどけ【しゃら解】

  1. 〘 名詞 〙しゃらどけ(━解)
    1. [初出の実例]「立ゐにしゃらほどけして、帯を引まはしながら座をたちたる躰、をのづからにて風流余情かぎりなし」(出典:評判記・色道大鏡(1678)三)

しゃら‐どけ【しゃら解】

  1. 〘 名詞 〙 帯やひも、髪などが、自然にゆるみとけること。しゃらほどけ。
    1. [初出の実例]「わが巾着やよそにしぐるる 浮雲はしゃらどけしたる帯に似て〈常矩〉」(出典:俳諧・蛇之助五百韻(1677))

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