普及版 字通 「シュク・ユウ・したむ」の読み・字形・画数・意味

11画
[字訓] したむ
[説文解字]

[字形] 会意
艸+
(酉)(ゆう)。
は酒。茅で酒を漉(こ)して、神酒として用いる。〔説文〕十四下に「禮、祭るに
を束ねて
圭(くわんけい)を加へ、鬯酒(ちやうしゆ)(香り酒)を
(そそ)ぐ。是れを
と爲す。
の之れを
(う)くるに象るなり」とし、また「一に曰く、
は
(ふた)の上の塞(つめ)なり」という。〔左伝、僖四年〕城濮の戦に、斉の管仲が楚を問責する語があって、そのうちに「爾(なんぢ)の貢する
(はうばう)入らず、王祭に共(供)せず、以て酒を縮(ひた)す無し」とあり、
茅に酒を
いで祭場を清めた。〔周礼、天官、甸師〕に「祭祀に
を共す」の語がある。[訓義]
1. したむ、茅で酒をこす。
2.
(ゆう)と通じ、かりがね草。3. 縮と通じ、縮をしたむ意に用いる。
[古辞書の訓]
〔
立〕
アカネ[語系]
・縮shiukは同声。
(臭)thjiuと声近く、
茅に酒を
ぎ、その香を以て神を招くのである。[熟語]
酒▶・
茅▶出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

