日本大百科全書(ニッポニカ) 「シュティーフェル」の意味・わかりやすい解説 シュティーフェルしゅてぃーふぇるMichael Stifel(1487―1567) ドイツの数学者。修道士でもあって、のちにルターの宗教改革にも参加した。ドイツ最初の代数学書といわれるルドルフChristoph Rudolff(1499?―1545?)の著作『Coss』(初版1525)の再刊をはじめ、それをさらに改良した自著『Arithmetica integra』(1544)を残している。彼の代数学は、未知数だけが記号化された数係数方程式(二次方程式)を取り扱うもので、Coss代数といわれるものの一種である。後の代数学発展に多くの影響を与えた。[中村幸四郎][参照項目] | 宗教改革 | 代数学 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例