シュテルンの電気二重層(読み)シュテルンノデンキニジュウソウ

化学辞典 第2版 「シュテルンの電気二重層」の解説

シュテルンの電気二重層
シュテルンノデンキニジュウソウ
Stern electric double layer

電極・電解質溶液界面には電気二重層が形成される.この二重層に対していくつかのモデルが提案された.二重層を平板コンデンサーとみなしたH.L.F. Helmholtz(ヘルムホルツ)のモデルや,イオンの一部が溶液内部にまで広がって分布するGouy-Chapmanのモデルが初期の代表的なモデルである.Gouy-Chapmanのモデルでは,イオンは点電荷として扱われたが,O. Sternは実際のイオンは大きさをもつため,電極へは,ある距離までしか近づけないと考え,HelmholtzとGouy-Chapmanのモデルを組み合わせた二重層モデルを提案した(1924年).Sternのモデルは,本質的には実際の電気二重層をよく表していると考えられる.その後,イオンの特異吸着を考慮してHelmholtz層を内部層と外部層に分けたD.C. Grahamのモデルへと発展した.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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