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電気二重層 でんきにじゅうそう electric double layer

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

電気二重層
でんきにじゅうそう
electric double layer

きわめて薄い膜の表と裏とに等量ずつ正負の電荷が相対して連続分布したもの。金属の表面,金属と金属,金属と液体との接触面に,または2つの絶縁体をすり合せて摩擦帯電させたときなどに,種々の原因でできる。

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デジタル大辞泉の解説

でんき‐にじゅうそう〔‐ニヂユウソウ〕【電気二重層】

ある面の両側に正負の電荷がそれぞれ等密度で連続的に分布したもの。電気双極子の正負の向きを揃えて並べた状態に等しい。通常、異種の物質が接触する部分や、電気分解における電極と電解液の界面などに生じる。

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世界大百科事典 第2版の解説

でんきにじゅうそう【電気二重層 electric double layer】

物体の薄い層を考えたとき,一つの面に正電荷,他の面に負電荷が連続的に,かつ面密度が等しい状態で分布しているものをいう。すなわち,電気双極子(双極子)からなる二重層である。異なる相の境界では通常電荷の再配列が起こり,電気二重層がよく現れる。固体と電解質水溶液の界面では,溶液中の正負のイオンのいずれか一方の選択的吸着,固体表面分子の解離,双極子の界面への配列吸着などが電気二重層の成因となる。この電気二重層は種々の界面電気化学現象,たとえば電極反応界面動電現象(界面電気現象),コロイドの安定性などとも密接な関係をもっている。

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大辞林 第三版の解説

でんきにじゅうそう【電気二重層】

二つの相が接している面で電荷の分離が起こり、異種の電荷が向き合って連続的に分布している層。異種物質の境界面に現れる。

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(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

電気二重層
でんきにじゅうそう
electrical double layer

一つの面の一方側に正電荷が、他方側に負電荷が分布して、その間の間隔が狭く、それらの電荷の面密度が等しい場合、これを電気二重層という。異種物質が互いに接触した場合によく現れる。正または負の電位とした電極を電解質溶液に浸した場合には、溶液中の電荷をもったイオンが電極の界面に集まって正または負の電荷を帯びた層を生じて電気二重層が形成される。これをヘルムホルツ層という(分子容量説、1879年)。さらに、溶液内部に向かってイオンが拡散的に分布して拡散層を形成すると考え、拡散二重層という(拡散二重層説、1913年)。現在では、1924年にアメリカのO・シュテルンがこれら2説を組み合わせた説(シュテルンの二重層)を提出し、だいたいにおいてこれが認められている。[戸田源治郎]

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