シュヒター(読み)しゅひたー(その他表記)Wilhelm Schüchter

日本大百科全書(ニッポニカ) 「シュヒター」の意味・わかりやすい解説

シュヒター
しゅひたー
Wilhelm Schüchter
(1911―1974)

ドイツ指揮者ボン生まれ。ケルン音楽大学で学び、ドイツの中小都市で活動したのち、1947年ハンブルクの北ドイツ放送交響楽団、53年ケルンの西ドイツ放送交響楽団の指揮者となる。57年(昭和32)ベルリン・フィルハーモニーの副指揮者として初来日、NHK交響楽団客演。59年から62年まで滞日してN響常任指揮者として活動、62~74年ドルトムント市立歌劇場音楽監督。堅実な指揮を身上とし、N響の育成発展に大きく貢献した。

[岩井宏之]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android