日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 シュミット・イッセルシュテットしゅみっといっせるしゅてっとHans Schmidt-Isserstedt(1900―1973) ドイツの指揮者。生地のベルリン大学とベルリン音楽大学で学び、1923年哲学博士。35~42年ハンブルク国立歌劇場、43~45年ベルリン・ドイツ・オペラ、45~71年ハンブルクの北ドイツ放送交響楽団の指揮者となる。この間の55~64年にはストックホルム・フィルハーモニーの首席指揮者を兼任、66年(昭和41)初来日して読売日本交響楽団に客演した。温厚でじみな芸風ながら、とくにドイツの作品では、その本質をとらえるうまさが光っていた。[岩井宏之] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例