普及版 字通 「シュン・あまりもの」の読み・字形・画数・意味
16画
[字訓] あまりもの
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(しゅん)。〔説文新附〕五下に「の餘なり」とあり、〔礼記、曲礼上〕に「餘は祭らず」とみえる。〔礼記、祭統〕「古の君子曰く、尸(かたしろ)も亦た鬼の餘を(く)らふなり」とは、おさがりをいう。〔礼記、玉藻〕に「日中にしてす」は、朝食の余りを食するもので、殷代には二食、朝を大采といい、夕を小采といった。
[訓義]
1. あまりもの、食べのこし。
2. あまりものをたべる。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕 阿万利伊比(あまりいひ)、乃己留(のこる)〔名義抄〕 アマリイヒ・イヒノコル 〔字鏡集〕 ノコリイヒ・ジキノコリ
[語系]
tziun、浚siunは声が近い。浚はさらえてとる意。おそらく同じ系統の語であろう。
[熟語]
羞▶・余▶・▶
[下接語]
飲・佐・拾・先・投・登・分・余
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報