デジタル大辞泉 「系統」の意味・読み・例文・類語 けい‐とう【系統】 1 一定の順序を追って続いている、統一のあるつながり。「同じ系統の言語」2 血統。血筋。「父方の系統」3 同じ方面や種類に属していること。「青系統の色」4 個々のものを順序立てて並べ、全体がひとつながりのものとして機能するようにまとめたもの。システム。「電気系統の故障」「バスの運転系統」5 働きに応じて分けた身体の器官の集まり。6 進化の面からみた生物間のつながり。類縁関係。7 遺伝学上、共通の祖先をもつ個体群。微生物の場合は菌種ともいう。[類語]系列・脈絡・係属・シリーズ 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「系統」の意味・読み・例文・類語 けい‐とう【系統】 〘 名詞 〙① 一定の順序を追って続いている、統一のあるつながり。とくに、一族の血統。ちすじ。[初出の実例]「略二叙王室相家之系統一、以備二参観一云」(出典:日本外史(1827)一)② 同じ方面や種類に属していること。なかま同士であること。[初出の実例]「露西亜には〈略〉社会革命党あり、彼はバクニンの系統に属するものなり」(出典:火の柱(1904)〈木下尚江〉七)③ 個々の事物間にある関係を、一定の原理、法則に従って順序立てて並べたもの。[初出の実例]「何ぞ区々の典籍系統と其長短を争はんや」(出典:文明論之概略(1875)〈福沢諭吉〉一)④ 生物の各種属の進化の経路や種属間の類縁関係をいう。⑤ 遺伝学上での共通の祖先をもち、ある形質について遺伝的に等しい個体群。人や家畜では血統といい、微生物では特に菌種という。⑥ 路面電車やバスなどの路線。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
栄養・生化学辞典 「系統」の解説 系統 株ともいう.細胞培養を重ねて一定の性質を示す細胞.また同系交配を繰り返し,遺伝的に純系と認められる動物や植物についてもいう.微生物については菌株という場合が多い. 出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報