しょしめる(読み)ショシメル

デジタル大辞泉 「しょしめる」の意味・読み・例文・類語

しょ‐し・める

[動マ下一]《「せしめる」の音変化》
取って自分のものにする。
「何ぞまた―・めるつもりか」〈滑・膝栗毛・五〉
捕らえる。
「どろぼうを―・めて、縄をひねるがごとし」〈洒・契情実之巻後編・跋〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「しょしめる」の意味・読み・例文・類語

しょ‐し・める

〘他マ下一〙 (「せしめる」の変化した語)
① うまくたちまわって自分のものとする。かすめとる。
談義本・花菖蒲待乳問答(1755)二「人の妻をばしょしめたがれど」
② とらえる。つかまえる。
洒落本・契情実之巻後編(1804)自跋「どろぼうをしょしめて、縄をひねるがごとし」

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